当薬剤科では、「患者様の立場にたって、他の医療スタッフと連携をはかり、安全で適正な薬物療法を提供する」という理念の下、患者さんにお薬が適正に使用されるように、様々な業務を薬剤師と調剤助手のスタッフにより行っています。
外来処方箋は院外処方箋を発行しています。入院患者さんについては、医師の処方箋にもとづき、お薬の飲み合わせや量などのチェックを行い、内服、外用薬などの調剤を行っています。同時に入院時の持参薬鑑別や患者さんごとの薬歴管理も行っています。
医師の注射指示箋にもとづき、量や配合などのチェックを行った後、個人ごとにセットし、点滴ラベルと共に払い出しています。配合変化や投与速度、ルート選択に関する情報提供も行っています。
患者さんとの面談により副作用やアレルギー等の有無を確認し、安心して正しい服用ができるように服薬の説明や指導を行っています。また、退院時には退院後にきちんと薬の管理できるように、時にはご家族の方を交えて説明を行っています。
患者さんにお薬が適切かつ安全に使用できるよう、医師、看護師、その他の病院スタッフや患者さんにお薬の情報を提供しています。その為、常に医薬品メーカーや厚生労働省などから最新の情報を収集し管理しています。
病院内で使用する医薬品の購入、在庫管理、供給を行っています。購入した医薬品が患者さんに使用されるまで品質を保持するために、薬剤科内をはじめ院内のすべての部署で温度・湿度・光などの管理を行っています。特に毒薬・麻薬・向精神薬などは、法に基づいた厳格な管理を行っています。
平成19年4月施行改正医療法に従って医薬品安全管理に関わる業務手順書の作成・見直しを行い、職員研修を定期的に実施しています。
薬事委員会、医療関連感染防止対策委員会、医療安全管理対策委員会などの各種委員会やチームに所属し、各部署と連携し、適正で良質な医療の提供に努めています。
当院では後発医薬品(ジェネリック医薬品)を積極的に
使用しております。
後発医薬品の使用について、ご理解ご協力をお願いいた
します。
できるだけ通常診療が行えるように医薬品の確保に努め
ておりますが、供給状況によっては今までと同じ治療が
行えなくなる場合があります。
その際は、患者様の症状や治療状況などを考えながら、
他のお薬や治療法への変更などをご相談させていただく
ことがございます。
当院では、後発医薬品のある医薬品について、医薬品を
商品名で指定するのではなく、薬剤の成分をもとにした
一般名処方を行う場合があります。
そうすることで供給不足の薬であっても、有効成分が同
じ複数のお薬が選択でき、患者様に必要なお薬が提供し
やすくなります。
ご不明な点などございましたら、当院職員にお尋ねくだ
さい。